『ビタミンF』 重松清
数年前まで、中学受験の国語で出題される作家ランキング1位を継続していた重松清。
最近は以前ほど出題されなくなりましたが、
「入試に出るから」という邪な動機で本は読まないですよね。
「面白く、楽しく、深く読める」
「心を揺さぶり、大切な何かを気づかせてくれる読後感を味わえる」
そんな素晴らしい作品です。
本作は家族作品の最高傑作と称される小説集で、
子供の頃に読むのか大人になって読むのか子供を持った親として読むのか
すなわち、いつ読むのかによって作品から受け取る感情が異なります。
どの世代からも支持される作品だということですね。
7つの短編小説から構成されています。
20分くらいで読み切れる作品もあるので、
普段読書をあまりしない人でもすぐに読み終えることができますよ。
どのタイトルの作品が良かったか授業で話せると楽しいですね。