懸垂に対する絶対的憧れ

中学生高校生当時、

運動能力テストの項目に「懸垂」がありました(今はなくなりましたね)。 

2回以上から点数化されるルールの中、

瘦せ型の非力体型だった私の懸垂は

最初にジャンプして(卑怯!)顎を鉄棒の上に出した後、

腕が伸び切るともうビクとも動かすことはできず

記録は常に「1回」。

それまでの50m走や走り幅跳び、持久走などで好記録を出していても

懸垂「1回」のせいで、全体の記録は「記録なし」……。

自分の存在を否定するかのようなルールを設定した

文部省(現・文部科学省)に反旗を翻したかったものです。

 

 

 

以来、懸垂は私にとって憧れの対象となりました。

 

 

 

ジムで懸垂している人がいると 

じーっと体の動きを観察したり、

YouTubeで「懸垂ができるまで」を検索してみたり、

見てるだけではダメなので、実際に懸垂にチャレンジしてみたり。

 

今思うと、当時懸垂で好記録を出していた友人はキッピングという反動を使った懸垂をしていました。 

その動きによる懸垂なら

夜中、蓮根にある公園で毎日練習した結果、

10回以上はできるようになりました。

 

しかし、今の私は反動や腕の力を使わず 

背中の筋肉(広背筋)だけを使った

「正確な」懸垂がしたいのです!

真っ直ぐな姿勢を保ったまま

垂直に上下運動するキレイな懸垂です。

 

そのためには、解剖学用語による

 肩甲骨の「下制・下方旋回」という動きが必要だとわかりました。

 何歳になっても勉強です。

あとは実践を繰り返すのみ!

 

『インプットだけではなくアウトプットが重要である。』

『理論と実践。そして、継続。』

 

今は毎朝、自宅近くの公園での懸垂練習を私の日課としております。

雨が降ると練習ができなくなります。

でも、ぶら下がり健康器だけは買わないと心に決めています。

いずれ洗濯干し器になるだけですからね!

 

1年後の自分がとても楽しみです。